大人になって父の日を祝うと。

　今日は父の日だったので、自分の父に故郷で昼食を奢ることにしました。

　家族の話って、文字通り家庭内の話。家庭内って本当に色々あって、この話題をブログに書くかどうか迷いました。

　LGBTや障がい者に関しては平等を謳うのに、平気で「父の日や母の日はお父さんお母さんに感謝しよう」などと言うメディアに疑問を持ちます。ご両親がいない人も居るし、居ても到底感謝も尊敬もできない方も居るでしょう。

「生んで育ててくれただけで感謝」とか、「ここに居られるのはご両親のおかげ」なんてのは傲慢であり、思考停止しているとしか思えません。

 　そんな僕も、あまり父親を尊敬できない内の一人です。

　僕の父は割と自分勝手な方で、周りに迷惑をかけていたし、賛否があるとすれば否の方が多い人です。

　そんな僕も家を出てしばらく。

　お嫁のポコタ丸が、毎年「父の日・母の日・誕生日」を祝っているのを見て、「気乗りはしないが僕もするか」と思ってきました。

　そこで、父の日をしてみることにしたのです。

　何がほしいかわからない人だからプレゼントは無いけれど、とりあえず食べたいものを聞いてお店を予約して、一緒にご飯を食べてお支払いは僕。

　父と僕だけだと、話が続かないからポコタ丸にも同行してもらい、ワイワイとお食事。

　わかったことは、父は僕のことを自慢の息子と思ってくれていること、父の日を祝ってもらえるなんて思っていなかったこと、が良かったことです。

　悪かったことは、年を取り以前にも増して話を聞かなくなったこと、店員に絡むこと（僕が何度か止めた）、故郷に戻らないか？と何度か聞いてきたこと（戻る気はない）でした。

　営業のハウツーでもよく言いますが、人って個性の塊です。

　多分、良いところも悪いところもあります。今回、父の日を祝って一時間ほどで帰りたくなったけど年1回くらいなら良いかなと思えました。

　あと、父の日や母の日ではなく「感謝の日」とかに改名したら良いのにと思います。「父の日・母の日」と聞くと両親だけに感謝する日になってしまいますが、実際感謝したい人ってそれだけじゃないです。

　感謝したい人に感謝する日とかにすると、楽しいのかなぁ。なんて思います。

　で、大人になって父の日を祝うと、親父だってその辺のおじいさんと変わらなくて癖もあるし、大人げないこともあるし、でも自分の父なんだなぁと変に納得することになりました。