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営業できないなら、仲良くなっとけば良いじゃない?

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 しっかり管理されている会社であれば、業務分担が出来ていて営業、技術、が分かれていることだと思います。

 しかし、大抵の会社は人件費の削減の名の基に、営業担当者に技術や管理の業務までさせていることが多いと思います。そういった場合、どうやって営業担当は営業すれば良いのでしょうか?

 結論から言うと、技術や管理業務から「人間関係」という営業につなげていくのが良いということです。

 営業というと、大抵は提案営業と言われます。しかし、ただ提案営業を行ったとしても「いきなり来た営業の人が何か言っている」程度のものです。

 とてつもなく独創的、かつ必要不可欠な製品であれば、飛び込み営業だとしてもすぐに採用してもらえます。ただ、そんな製品はあまり見当たりませんし、そもそも4PのProductが強ければ、多少のPromotionで売れるようになることでしょう。

 

 今の社会では、競合他社が大きくかつ多すぎて、同じような製品でも値崩れを防ぐために定価を合わせたりしている状況です。そんな状況だから、「営業担当の感じが良いから」とかいうよく分からない理由で、販売数が大きく変わることもあります。

 

 さて、こういう状況が有る中で、営業担当をしているのに技術や管理の仕事をせざるを得なくなり、営業先にも頻繁に営業訪問が出来ない。仕事中も忙しいから、提案書も作ることが出来なくて、なんとか時間を見つけて営業訪問に行っても世間話しか出来ず、営業先から資料作成の依頼を受けてもその返答の時間は何週間先になるか分からない。忙しさは極まり、体力は限界、結果として技術も管理も営業も中途半端に終わる。

 

 こういうことって少なくないと思います。

 忙しくても、何十時間も残業すれば出来るかもしれません。しかし、働き方改革で正当なマネジメントが求められている今、サービス残業で不当に仕事をすることは許されません。

 

 では、上で書いたような最悪な状況からどうやって営業に持っていけば良いのでしょうか。

 営業というとそれだけですが、英語では「セールス アンド マーケティング」と言うこともあります。ただ、セールスということもありますが。

 つまり、マーケティングでも有るのです。

 製造管理でも、技術管理でも、営業担当が行えばそれは「マーケティング」の一環です。自社製品が、「どのように作られているのか」、「設置されているのか」、「使われているのか」、「現場での反応」、「設置担当者の反応」等々、提案営業のためにスーツを着て話ししているだけでは分からないことがいくつもあります。

 この一連がわかってくると、技術や管理業務中、他業種の技術者や管理者と話が出来るようになります。その際に、「え?あなた営業なの?」と言われることも多々有ることでしょう。

 でも、このような技術者相手のコミュニケーションこそ、ただキーマンを狙いに行くだけの営業では得ることの出来ない境地です。

 会社にもよりますが、信頼の有る会社は「営業」、「技術」と両方重要視しています。その「技術」担当者からしっかり覚えられれば、それだけでその会社との関係性は良くなっています。

 このように、多種多様な業務をしていても営業につながることはあるので、焦らずしっかりと携わることが大切です。

 

 ただし、「全く営業しない担当者」と「営業ばかりしている担当者」では後者に軍配が上がるのは当然です。

 技術や管理業務をしていることに奢らず、焦らずしっかりやっていくのです。