スコ丸ブログ

誰もが快適に生きるためのブログ

美女と野獣が面白かったけど、男女差別なんだろうか?

f:id:sucomaru:20190608000131p:plain

 テレビの映画で美女と野獣がありました。映画館で見たけど、何回見ても十分楽しめる名作でした。

  映画館で見たときは字幕で見たのですが、テレビでは吹き替えがあって、両方見れてお得な気分です。

 よく、「美女と野獣」はありますが、「王子と醜女」はあんまり聞いたことがありません。何故でしょうか。

 そのまま理解すると、男性は外見ではなく中身(収入や地位)、女性はとにかく容姿が重要ということになります。ということは、「乞食と美女」もあまりなさそうです。

 

 では、物語を考える上でどうなったら感動するのでしょうか?

 小説を書く勉強をしていたとき、ストーリーは「①安定→②不安定→③安定」という一定の道を辿ることを学びました。

 つまり、オチである③だけを見ると、大多数の人が見て安定、つまり納得できるものが良い物語足り得ます。すると、「美女と野獣」は、一見すると②の不安定。「美女と野獣はくっつかないよ」から、「あー、野獣は金持ちで地位もありながら思いやりがあるもんね」と納得する。

 

 しかし、本当にそうなんでしょうか。

 そもそも、美女と美男は文化が醸成するものです。

 女性の美しさは、「お歯黒」の時代もあり、これは諸説ありますが虫歯になるほど贅沢できているからなどと言われています。今見たら、間違いなく不審者です。

 モテる男の評価もここ20年ほどで大きく変わっているように思います。今の40〜50代の男性の青春時代は本当にヤンキーがモテる時代でした。今ってヤンキーいますかね?

 

 物語は世相を反映しています。美女は特に何もない変わり者の美女だし、野獣は金持ち・高地位・力持ちです。

 この二人がくっつく。というか真の愛に目覚める。真の愛とは何なのか。本来の人間のあるべき姿(女性は女性らしく、男は男らしく)なのだろうか。

 これから作られて後世に語り継がれる物語は、女性の野獣だけどお金持ちで、美男だけど家がない二人の恋模様なんかもできるかもしれません。

 

 でも、美男が得する物語は個人的には見たくないけどなぁ。