ご飯の蝿が止まった部分は捨てるべきか食べるべきか?
昨日、ミスタードーナツで朝食を食べていると一匹の蝿が居ました。
ポコタ丸が「蝿の止まった所って食べていいの?」と聞くので、「捨ててね」と答えました。
蝿が何故衛生害虫と呼ばれてるのか知らない人が居るようなので、結果から言います。
蝿は不衛生なものに止まって手で味わうので、手足は非常に不衛生です。それを食べ物に止まっているわけなので、捨ててねと言う訳です。
伝えたいことは終わったので、蝿に興味の出てきた人だけ見てくださいね。
ハエと言っても、よく家で見かけるのはイエバエと呼ばれる種類です。全体的に黒い蝿です。あと、少し体が大きめのギンバエと呼ばれるものもよく見ると思います。
ただ、蝿は以外に沢山種類があって、ギンバエは特にクロバエの仲間だと思われます。
この蝿ですが、冒頭でも伝えたとおり足に味覚の感覚器があります。
この足で味わうことがあるのですが、あるきまわったりすることからどんどん汚れていきます。この「汚れる」ですが、細菌数が増えるという意味ではなく、実際ゴミが付くという意味の方です。
汚れてしまうと、蝿は味わうことができません。
蝿が味わうというと、「へっへっへ、この糞はうまいぜ」っていうことを想像しがちですが、恐らく異なると思います。
というのも、味覚というものはそもそも「味を楽しむ」為のものではないからです。
人間の感じる旨味は、人間の生存になくてはならない「タンパク質」を感じたときに発生するとも言われています。逆に、酸っぱいや苦いは腐敗物、毒物を判別するためのものです。
人間ほどの高性能なセンサーでも、「生存のための器官」であることを考えると、蝿の手足の味覚では「食べているものがなにか?」を感じ取っているのではないでしょうか。
というのも、動物が死ぬと大体ハエの幼虫が産み付けられます。
しかし、道端の動物の糞には発生していない。食物の食べ残しや糞尿には便所バエ(アメリカミズアブ)の幼虫がよく発生しているのに。
もしかしたら、蝿は確かに食べ物を食べるけれども、その食べ物が何か?までを感じ取り、卵を産み付けたり、ただつまみ食いするだけにしたりしているかもしれません。
蝿に関しては、詳しい情報があまり無いのでわかりませんが、経験上一つの場所に数種類者の蛆が湧くというのはあまり見たこと無いような気がする。
何はともあれ、蝿は不衛生なものに止まって歩き回っているので細菌やウイルスを媒介し、撒き散らします。勿論、嫌われ者のようですが、動物の亡骸や糞を堆肥に変えることが出来る立派な生き物です。
命として尊重し、食べ物のある場所では場違いなので退散させるようにしましょう。