「わろてんか」のモデル・吉本興業は何を語るのか。(※感想※)
昨日の宮迫さんと田村さんの会見を受け、明日会見をするとのこと。
今回の会見では、吉本興業自体の黒いつながりについての説明も有るのかもしれません。
興業としての「お笑い」からエンターテイメントとしての「お笑い」へ。
今回の僕の単純な感想です。
「わろてんか」の話では、「お笑い」というものの社会的評価が低く主人公があの手この手で「芸人ファースト」で工夫しながらお笑い会社を成長させていくというサクセスストーリーでした。
しかし、僕自身この流れに疑問を持ちます。
本当に「お笑い芸人」の仕事って良いんだろうか。
以前のバラエティ番組では、決まって「いじられキャラ」が配置され、どんな話題でもオチにされて「笑われて」終わるというのが常だったような気がします。それは、最近の「コント」メインの笑いをしているグループでも、バラエティ番組に出るとオチに使われています。
オチが駄目と言っているわけではなく、バラエティのお笑いを見ると①ドラマの番宣に来ている「イケメン枠」が常識人としてトークを行い、②お笑い芸人Aの司会者が話題を振る。そして、最終的に③お笑い芸人Bがボケて終わるという流れになっています。
視聴率が低下してきているテレビ番組、芸人の闇営業、これらテレビの抱える問題と、ユーチューバーなどのネットテレビの使用者の増加を見ると、この一般的なバラエティのトークの流れなどが古くなってきているのではないかと思います。
勿論、この流れは営業打ち合わせなどでは非常に使えます。
②司会者として営業側の上司で、③部下がオチを作る、①番宣のイケメンが営業先の担当者と言ったところです。
②がトークを回し、笑いが起こったところで、③部下がオチを作る。
ただ、これを今どきテレビでしても視聴率はとれないから、最近はやりの動物のネット動画をテレビで放送するようなものになったりしているのではないでしょうか。
また、なにか取材が必要な番組は、広告で引き伸ばしたりして時間をつないでいます。そうなると、時間がもったいないのでテレビを消してしまいます。
テレビが面白くないのが、「芸人ファースト」ではないからというだけではないと思いますし、デビューしてから一舞台数百円の吉本興業のシステム自体も「芸人自体の成長でしか成功できない」ようになっていると思います。
成長するには教育が必要です。「笑い」を体系的に学ぶことも重要でしょう。
「面白い」ということが純粋に「楽しい」だけでなく「興味深い」というもの必要です。その中で、資本が多いテレビが出来ることはまだまだ有ると思います。
今回の件は、「楽しい」番組作り・芸人の教育、業界の健全性が根本的に時代遅れだったということが露呈したのではないかな。
「お笑い」に関しては、営業先での身の振り方に関して結構本を読んで知識として入れました。今後も書いていきたいと思います。