Huawei「OK Google!」→Google「もう知らない!」
まさかGoogleがHuaweiとの端末向けサービスの停止を検討しているとは、スコ丸的には意外でしたが、よくよく考えてみると…
以前の記事
Googleっぽくない看板広告(Pixel3a) - スコ丸ブログ
でも書きましたが、割と政治絡みの記事にも出てくるようになりましたね。
ただ、実際Googleの「Huaweiサービス打ち切り検討」の記事には書いていないけれど、そもそも米中の貿易戦争は中国の”技術窃盗”に始まっているようです。
そして、中国のここ近年のAIの急速な発達。これは、欧米の先進企業に入社し中国国内へ戻る”海亀”と呼ばれる人材によるものです。
もちろんシリコンバレーで経験を積み、手に職をつけた”海亀”本人達には何の罪もありません。しかし、企業側にとっては技術を窃盗するスパイです。
このシリコンバレーの企業代表であるGoogleも例外ではないでしょう。国の差別無く独創的な人間には門戸の開かれたGoogleは、中国にとっては格好の猟場でしょう。
しかし、これが悪いことなのかというと僕にはわかりません。
HuaweiのスマホP30などは、本当に素晴らしい機種であり、値段以上の価値があります。
「その中には開発費が入ってないから安くできるんでしょ?」
本当にそうでしょうか?
Huaweiの研究開発費は2018年で1兆7100億円です。決して安い開発費ではありません。また、人件費だって「初任給40万円」で日本を驚かせたことも記憶に新しいことでしょう。
Huaweiはただのスパイなのではなく、海を渡り厳しい生存競争を生き抜いた強いスパイだったのです。
今回悔しいのは、技術立国日本と呼ばれた国がアメリカと中国の貿易戦争を見ている傍観者に過ぎないことです。それだけじゃない。
本来であれば、日本に沢山居た優秀な技術者は、海外に行ってしまった。それだけ日本が残念な国になってしまったということです。
どこで間違ったのか。日本は失われた20年で、スマホなど組立産業のビジネスは完全に出遅れ、一見潤沢に見えた内需のためにガラパゴス化、海外に売れない商品ばかり持っている変な国に。
日経新聞なんかで、偉そうな人が「若者は海外に行け」とか言っていますけど、それを言う前にやることがあるでしょ。
当たり前の金額で商品を売って、正当な給料と休暇をあげる。意識高い系の「海外至上論」は良いから、普通に働けるようにしようよ、と思いました。
話がだいぶ逸れましたが、僕はpixel3aがほしいです。