最近気になるお御籤

　スコ丸は、時間があると神社に行きます。

　神社でするのは勿論、お御籤です。どんな運勢でも、「気をつけよう」となるし、大吉なら「良いことありそう」となるので良いことしかありません。

　しかし、最近気になることがあります。

 　週に一度くらい神社に行くのが趣味で、出張に行っても神社巡りをしてしまうのですが、最近お御籤に同じようなことが書いてあるのがとても気になります。

「色を慎め」的なことが大体書いてあります。

　毎週引いて、大抵書いてあるので「さては、どのお御籤にも色を慎めって書いてあるんだろう」と思って居ますが、もしそうじゃないなら思い当たることが無いから

少し心配です。

　そもそも、色ってなんでしょうか？

　おそらく、異性への色情、色恋沙汰の話でしょうけど・・・。気をつけねば！

　といっても、全く心配無いのですが。

　話は少し変わって、お御籤ってすごく面白いと思います。

　たくさん有る占いの中でも少し変わっているように思うのです。

　例えば、タロットカードは占い師が相手にカードを選ばせることもありますが、基本的には「占い師の主観」が入っています。甲骨文字が使われた時代の占い（亀の甲羅を焼いて、割れ方から吉凶を占うもの）自体も、実際は本当に焼いて割れたあと占い師が主観で占い結果を言うのです。

　手相もそう。相手の手相を見て、占い師の主観を交えながら結果を言う。

　しかし、お御籤だけは占い結果が書かれたものを本人が引いて、本人が書かれていることをもとに内省するというものです。

　どの占いが正しいとかではありません。そもそも「占いは当たるも八卦当たらぬも八卦」です。

　ただ、「占い結果をもとに自分の人生を今後どう生きるのか」を考えた際に、お御籤は良い働きをするように思います。

　というのも、占いは「統計学」と言われます。一体どのように、成功した人がタロットカードのあるカードが出やすいとか、手相に良い線が有るとかを調べたのかは知る由もありませんが、自分の人生の中の統計は自分がよく知っています。

　例えば、付き合った男性がことごとく暴力的だという女性がいたとします。彼女は、お御籤をひいて、「色に気をつけなさい」とだけ書いてあったとしたら、今の恋に疑問を持つのではないでしょうか？

　全く勉強せずに、ずっと資格試験を落ち続けた人は「頑張って勉強すれば受かる」と書いてあれば、やってなかった自分を内省するのではないでしょか？

　そう思うと、お御籤は値段の割に効果が高い占いだと思いました。

　色の件は、やっぱりよくわかりません。

　ちなみに、本当に良い占いは、お客が占い師と話しながらお客の内情をしっかりとしる。そして、占い師が出た占い結果からお客の人生をより良い人生へと導くように結果を解釈するという「メンター」的役割を果たしているものです。

　占いというと、悪く見られがちですが、良い面もたくさんあるのです。