スコ丸ブログ

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※感想記事※減らない煽り運転と暴力

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 先祖との対話や感謝を行うお盆休み。そんな中、とんでもない事件が起きました。

 追越車線に居た被害者を追い越せなかった為に腹を立て、高速道路の真ん中に停止させた後、顔を数回殴ったという事件。

 これだけ自動車事故や煽り運転を減らそうとする運動の中、むしろ凶悪な事件がは発生して驚きます。

 暴力を受けそうになった時、どうすればいいかを考える記事です。

 結果として、①相手のリングに立たない、②試合には負けても良い、③警察に通報ということです。

 今回の事件は、車載カメラも有ったことから一部始終が収められており、お茶の間に緊張を走らせたと思います。

 前回の、煽り運転で家族を亡くした事件も記憶に新しい中でこの事件。非常に残念です。

 さて、「被害者は可哀想だなぁ」とか「怖いなぁ」とか感情を持つ前に、考えなくてはなりません。それは、自分が同じ様な立場になった時にどう対応するか。

 もし、被害者の車にパートナーだけでなく子供まで乗っていたら、殴られていたのは弱い立場の子どもたちかもしれません。家族を守るために、どうすればいいか。

 それは、やられた時に負けないために筋トレや格闘技を学ぶことだけでは足りません。そもそも、格闘をせずに済ませることこそ、非常に重要なことです。

 それでは、テレビでも連日やっていますが、他人の暴力の矛先が自分に向いた時の方法を見てみましょう。

 

①相手のリングに立たない

 まず、絶対に相手のリングに立っては行けません。相手が「ファイティングポーズ」を取った時に、自分も取れば確実にやられます。なぜ、相手がこちらに暴力の矛先を向けているのでしょうか?

 それは、相手が「確実に勝てる」と思っているからです。もし、自分に揺るぎない格闘の自信があれば別ですが、それでも買ってしまえば逆に過剰防衛でやられる可能性があります。

 とにかく、相手の提示するリングで戦うことは絶対に避けなければなりません。

 例えば、相手が「どちらが悪いかポーカーで決めよう」と言ってきてトランプを出したら、恐らくあなたなら「そのトランプ自体が信頼できないし、フェアだと思えない。ゲームはこちらで決める」と言うはずです。

 向けられた暴力は相手の提示するゲームなのです。乗った時点で負け決定です。

 

 では、そうすればいいか。「逃げる」または「ゲーム自体を台無しにする」しか有りません。車であれば、車内に逃げ込みます。大声で助けてと叫ぶのもいいですが、日本であれば「我関せず」が多いので、助けてもらえる可能性は低いです。そこで、恐らく一番良いのは「逃げてください」だと思います。

 「助けてください」だと、誰かの敵意が誰かに向いているだけなので「我関せず」の通行人達は、もしかしたら「暴力を振るわれている人を見たい」と言い出して集まっては来る、集まるだけの可能性さえ有り、最悪の場合、集団の中であなたが暴力を振るわれるだけになります。

 「逃げてください、警察を読んでください!」だと、恐らく皆逃げます。勿論、自分も逃げます。その中で、自分が捕まった時でも騒ぎになっているので、助かる可能性が高いと考えられます。

 どんな方法でも良いので、相手のリングから速やかに降り、逃げることが一番です。

 仮に、写真で撮られたり、車のナンバーをメモられたりしても、探し出されることはほぼ有りませんので、安心して良いと思います。逆に家まで来られたら、カメラ等を準備して弁護士等を立てた上で警察に連絡することをおすすめします。

 

②試合には負けても良い

 逃げたりすると、恐らく「かっこ悪い」とか「ダサい」などと騒ぎ立てることでしょう。そうなっても、それはプロレスのセリフと同じなので反応する必要は有りません。

 堂々と逃げましょう。

 相手は、他人に暴力で迷惑をかけるプロです。絶対に勝てません。

 さっさと負けて、逃げる・離れるを行いましょう。

 今回のテレビで、被害者のミスが有るとすれば警察を呼ぶ前に窓を開けてしまったことです。

 少年漫画的な「強い敵に立ち向かう=かっこいい」価値観は捨てるべきです。

 

③警察に連絡

 とにかく、どんな状況でもすぐに警察に連絡しましょう。

 「怖い人たちに追われている」とか「高速道路で止められた」とかなんでも良いです。意外に警察は動いてくれます。

 よく「ストーカー被害の女性は、何度も警察に相談していたが動いてくれず…」などとニュースで有り、警察への信頼は揺らいでいますが、暴力被害や恫喝被害などわかりやすいものであれば結構動いてくれるものです。

 じゃんじゃん通報しましょう。

 もし、通報しなかったら自分が被害に有ったと犯人は味をしめて次の被害者が出ることでしょう。被害の連鎖は被害届を出し、犯人に罪を償ってもらうことできっちりと止めるようにしましょう。

 

 今回は、盆休み中にあおり運転の事件が起きていたので、まとめ記事を書いておきました。

 このような暴力事件は、最近になって増えたわけではなく、元々よく起こっていたけどカメラが普及したことで顕在化しただけだと思います。

 つまり、いつどこで被害者になるかわからないということです。

 対策を考え、被害者にならない工夫をしていきましょう。