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連休明けの出勤完了。頑張った自分を褒めましょう!

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 連休明けの出勤ほど辛いものは有りません。人間は元々ネガティブなものをそうでないものよりも大きく評価する傾向にあります。

 連休明けの出勤は、読者様の脳が「今までの仕事で辛かったこと」を増幅させて脅かしてくることを乗り越える必要が有るのです。

 そして、今日はそれを乗り切ったのです。お疲れ様です。

 今回は、連休明けの出勤がどれほど辛いかの話です。そして、明日からは今日に比べてグッと楽になります!

 さて、連休明けの出勤は本当に大変なのです。

 そもそも、何故人間はこんなに臆病なのでしょうか。

 それは、人間が今の形になった数万年前からそこまで大きな進化をしていないからと言われています。

 数万年前、人類が狩りに行く時に獲物が取れた時の喜びばかりを考えて、「帰り道を迷う」「サーベルターがーなどの捕食者」「不慮の怪我」などの危険を無視して出立すれば、子孫を残すどころか狩りから帰ることすら危ういでしょう。

 つまり、この心配性は人間が少しでも生きながらえるために得た「生きるための盾」なのです。

 

 太古の昔を考えてみると、社会保障は勿論無く、怪我をした場合も抗生物質どころか消毒液さえ無いのです。生活の場の近くの水は自らの汚水で汚染されており、生活の中で作った傷はそのまま壊疽になる可能性さえ有るのです。

 また、人口も少ないため遠くに狩りに行けばまた自分の小さな村に帰る必要が有るのです。今のように、山に登っても頑張って歩けばどこかの道路に行き着くというようなことはまず無いのです。動物も多いから獣道だらけで道迷いを起こしやすい。

 意外に小さな集落は多数あり、血縁だけの集団が集まっていたと考えられては居ますが、略奪や狩場の争奪などは度々起こっていたことでしょう。もし、狩りに行く男たちが怪我をして狩りにいけなくなるとその村は終わりです。他の集団に吸収されるか小動物を狩りながらなんとか生きながらえるしか有りません。

 このように、太古の昔であれば心配性に心配性を重ねても足りないくらいでした。しかし、今はこの「大きな盾」が生活の邪魔になっていることは否めません。

 

 「バラエティ番組のイッテQ」などでバンジージャンプを怖がります。特に日本人はこの心配性の遺伝子が強いと言われています。勿論、人によるのですが。

 この恐怖を感じやすいことを番組で利用しているから良いのですが、仕事に例えるとどうでしょう。そこまで重要ではないことに躍起になったり、大したこと無い失敗で落ち込んだり、そして何より悪いのは「次もこの失敗が来るに違いない」と怯えることです。

 ここまで来るとどうしても立ち直りにくくなってしまいます。

 

 しかし、では「心配性は辞めて勇気を出しましょう!」と一言言えば終わりなのでしょうか?

 当然、そんなことは無理です。

 何度もマインドセットでお伝えしている通り、「自分の特性を活かす以外に道はない」のです。お化け屋敷の恐怖を感じない人がお化け屋敷を作れるでしょうか、バンジージャンプを何とも思わない人が企画出来るでしょうか。バンジージャンプが怖くない人にとって、バンジージャンプと高層ビルの窓ふきは何が違うのかわからないと思います。

 

 「怖い」とか「心配だ」と思えることは、日本人の大きな武器なのです。

 「明日仕事に行きたくない」とか「仕事怖い」とか考えながら、仕事に行ったのです。怖いけど一歩を踏み出したということで、自分を褒めるのも一つだと思います。

 ですが、それ以上に素晴らしいことがあります。

 「怖い」とか「心配」である時、脳はどういった「怖い・心配」なことが起こるかシミュレーションしています。それを考えながら行っているので、もし怖いことが起こっても有る意味「想定内」のことなのです。

 そこで日本人に染み付いたリスクヘッジ根性は、日本という地球の割れ目の火山の上に出来た小さな島で生きていくために必要だったのです。

 

 この不便な島で生きていくために日本人が得た諸刃の剣は、自分の手さえも傷つけます。それが「明日仕事に行きたくない」なのです。

 その痛みに耐え、仕事に行ったのです。これが名誉にならずなんになるのでしょうか。「皆しているから」と謙遜しないでください。それなら皆がしていれば何でもして良いのでしょうか?「皆がしていれば」何をしても凄くないのでしょうか?

 アメリカで英語を話している日本人は、皆話しているから当然で凄くないのでしょうか?日本に住んでいる海外の方は?

 「皆がしているから」は、あなたがあなたを褒めることの何の障壁になるのでしょうか。皆会社に来ているからと、自分を褒めることを躊躇しないでください。

 今日、会社に行った読者様は凄い。よくやった。

 明日は今日ほど辛く有りません。枕を高くして、今日はゆっくり休んでください。