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自分色の営業スタイル探しの旅?

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 僕はよく「自分の営業スタイルの確立」の必要性を説いてきました。

 その中で、「自分の営業スタイルがわからない」という声を聞きます。

 はっきり言ってそんなのは甘えです。

 結論から言いますと、「自分の持ち味は探すのではなく気づくもの」ということです。

 営業という仕事はなにか?という質問が来たとしたら、それは非常に難しい質問だと思います。

 例えば、営業先に行って①「提案」して、②値段を「交渉」して、③商品を「受注」して、④商品の「仕入れ」を決めた後⑤「発注」する。業態がサブスクリプションであれば、これから納品した商品のメンテナンスなりが入ってきます。

 

 ③「受注」・④「仕入れ」・⑤「発注」くらいの業務は担当者が居るでしょうが、営業担当者が知っていなくてはならないことですし、社内文書を使って担当者へ受注依頼書を出すことも有ると思います。つまり、①〜⑤の業務は直接ではなく間接的にも関わっているということです。

 

 さて、たった今思いつくだけで書き出した業務でも、これだけの業務があるのが「営業」なのです。大変な業務かどうかは置いておいて、様々な種類の業務が有るのです。

 勿論、これらの業務のすべてを完璧にこなしている担当者は少ないです。

 大体、①提案や③受注が好きな担当者が多く、残りの業務は専門の担当者に丸投げするという方も少なく有りません。

 

 因みに、丸投げする担当者が持て囃される営業業界の昨今です。

 とにかく、受注書に自分の捺印があれば自分の契約数がプラス1になることから、ここに注力するのも当然です。

 

 しかし、あくまでも「受注」は「売上金」です。いくら「売上金」があっても「仕入れ」、「設備投資」、「人件費」が高ければ赤字です。そんな無責任な担当者が「エース」と呼ばれ社内を闊歩するようでは会社は倒産してしまいます。

 

 何が言いたいかというと、一口に「営業」と言っても「沢山の社外業務と社内業務」があり、輝ける業務はいくつもあります。

 

 因みに、人前に出るのが苦手で提案も機械の知識も乏しい営業担当者Aさんがいましたが、「社内文書の整備」や「仕入れ担当者との緻密な打ち合わせ」を丁寧に行いクレームゼロの担当者になりました。

 営業担当Aさんが、人前で話すのも得意で機械の知識も十分であれば、もっと良い担当者になると思いますか?

 僕は、ならないと思います。人前で話すのが得意で知識もあれば、おそらく外回りを頻繁にする担当者になることでしょう。ほとんど居ない社内の業務など、取るに足らない業務とみなすことでしょう。

 そうなると、スムーズな業務の流れにすることは出来なかったはずです。

 担当Aさんがスムーズな社内業務の流れを作れたのは、社内に居る時間が単純に長かったからというのもあります。また、給湯室トークが好きで事務職担当者との会話が日常的に出来ていたことも大きな要因です。

 つまり、担当Aさんの営業スタイルは社内向きの丁寧なスタイルになるのは必然だったのです。

 

 では、自分であればどうだろうか。

 出来ないことを出来るようになるよりも、出来ることをより一層出来るようになったほうが効率は高いしストレスもたまりにくくなります。

 業務から逃げてばかりは駄目ですが、一歩下がって自分の業務全体を出来ているかどうか、向いているかどうかで考えることも大事です。