スコ丸ブログ

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寝られないときの寝たまま瞑想のススメ

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 当直がある僕の仕事は、「仮眠」を取ることが出来ます。

 この「仮眠」というのが曲者で、電話での「問合せ」や「通報」があればすぐに起きなければなりません。起きるのは着信音が有るので大丈夫ですが、対応が終わった後に再度寝るのが大変です。

 すぐに寝られる人は良いですが、僕は寝付きも悪く眠りも浅いタイプなので、寝られません。

 そこで編み出した寝方です。結論から言うと、「寝ようとしない・目をつぶらない」です。

 当直の時はどうしても電話が気になったり、会社に居るから「頭が会社モード」になっていてリラックスできず眠れません。

 どうしても仕事のことを考えたり、電話が鳴りそうな気がしたり、結局退屈になってスマホをいじって、より一層目を冴えさせてしまうことが頻繁に有りました。

 

 そこで、眠るとはなにかを考えて見ることにしたのです。

 「眠る」を考えると壮大な話になりそうですが、「脳の動きがどうのこうの」という話はするつもりはありません。というか、そもそも脳科学者や心理学者が沢山居るにも関わらず、脳科学の本を読んだ人の全員が東大生になっていませんし、心理学者の書いた本を読んだ鬱病患者が治っていません。

 科学は、次起こることを「予想」したり、今起きていることの「仮説」を立てることは出来ても思い通りに「操作」することは難しいのです。

 

 ただ、僕は科学者ではありません。普通のビジネスパーソン※です。

※「ビジネスマン」の方が響きも使い心地も慣れていますが、「マン=男性」でも有ることから、「ビジネスパーソン」が今後よく使われることになります。

 ビジネスパーソンですから、売ることや市場分析には慣れています。

 売ったり分析するということは、今の状況から持っていきたい状況へ操作するとも言えます。

 

 では、「眠る」を考えていきます。

 よく、退屈な「セミナー・研修」では眠れるのに、布団に入ると眠れないということは無いでしょうか。

 この時の脳の状況とかではなく、体の動きを思い出してみてください。

①「目線」は、テキストか退屈な話ばかりして動きの無い講師を眺めているはずです。つまり、「目線は動いていない」のです。

②体はどうでしょう。体中に力がこもって溌剌としているでしょうか? きっと、退屈な話で力が抜け、窮屈な座席で腰が痛いなぁくらいじゃないでしょうか。

③呼吸はどうしているでしょうか。ゆっくりと深くしているはずです。

 

 ①、②、③をそのまま布団の上でやってしまえば良いのです。

 ①であれば、とにかく目は瞑らなくて良いです。ただ、目線を色々なところに移すのではなく一点を見つめます。ただ、天井の染みを見つめるとかではなく、天井全体をぼんやりと見つめる感じが良いです。

 ②です。極力力を抜いて横になります。筋肉痛や体がだるいという時は、ダルいところの下に丸めたタオルを敷くと少し楽になることもあります。とにかく、楽にすることです。

 

 さあ、①でぼんやりして②でリラックスしました。最後の一番大事な呼吸です。

 

 深呼吸を数回してください。横になっているので腹式呼吸になっています。口から吸った空気が肺に入り、お腹が膨らむ。この一連の動きに身を任せます。

 「お腹が膨らんでいる」とか「空気が入ってくる」などと感じながらゆっくりと呼吸しましょう。

 

 これをしばらく続けます。

 恐らく、中々眠れないと思います。

 大体、いつも眠れないのに多少の工夫ですぐに寝られれば、この記事なんて読んでいないと思います。

 

 それで良いのです。

 ボーッとして体を楽にして深呼吸し続ける。

 これだけでリラックスして体を休めていることになります。

 

 なにか考えたりしても「ああ、自分は今こんなことを考えているんだなぁ」とか「こんなことが心配なんだなぁ」などと自分の思想を眺めるだけにするのです。

 大丈夫。「下手な考え休むに似たり」今なにか考えても何も変わりません。

 

 こうして眠っていなくても、体を休める術を使ってみてください。