コロナが呼ぶ次世代の価値観

　コロナウイルスが拡散していて、大変なことになっていますね。僕の会社でも、時差出勤したり職場を隔離したりと、各部署から非難轟々ながら頑張っています。

　コロナウイルスが大変なのはわかりますが、断言できるのは時期はともかく収束してくるということです。しかし、このウイルスが引き起こした日本社会への価値観の変化は戻りません。今回、時差出勤や営業訪問自粛、在宅ワークから見た遠からぬ未来の話をしたいと思います。

　コロナウイルスでお亡くなりになられたり、苦しい状況になっている方、自粛自粛で収入が減ったり、売上が激減した方々、大変だと思いますが、諦めないでください。

　低金利の借り入れ等を相談して、なんとか生き抜いてください。

　さて、僕の職種上、いろいろな人とお話をするのですが、今回のコロナウイルスで在宅ワークになった方が結構居ます。また、以前は一日に一見は営業や打ち合わせが入っていたのですが、それが激減し、電話やメールによる打ち合わせばかりになりました。

　もちろん、面と向かってあって話すことは重要ですが、「気持ち」以上に必要ではないことがわかりました。

　打ち合わせに、県外から来ていただいて打ち合わせをして意見交換会ならぬ飲み会をする必要もそこまで大きくないのかもしれません。

　また、営業活動も、営業マンは事務所に戻る時間がないほど行ったきりでしたが、そこまで必要なかったのかもしれないなどと思います。

　ということで、今回のことから見える未来予想です。

1.　営業活動が変わる。

　今まで、「営業訪問」で「面対」が基本で話をすること、相手に慣れることが重要とされていましたが、コロナが収まった後でも今までの営業活動に戻ることはないと思います。

　わざわざ行く労力、人件費が無駄だとわかると、メールやネットでの提案にシフトしてくるでしょう。

2.　体育会系的な年功序列のマネジメントが効かなくなる。

　今まで年功序列で、先輩というだけでなんとなく従ってきたし、優秀な後輩がそれをなんとかサポートする形はよくありました。しかし、これから直接会ったり話したりする機会が少なくなり、その距離感で自分のしたいことを伝えるのは、「声の大きさ」ではなく「わかりやすさ」になります。

　つまり、いままでは「大きな声」で「精神論」を叫ぶだけでなんとなく上司的な見た目になっていましたが、これからは「わかりやすくて正確な方針」を言わないと「無能」と思われてしまうようになります。

3.　下請法がしっかり役割を果たしだす。

　在宅ワークなんかで仕事をしていると、「仕事内容をしっかりと伝える」ことが大切になります。会議室の密室で、半ば恫喝のようにして委託元が依頼することもできません。

　電話の議事録はもちろん、オフィスに居ないからこそ仕事内容はしっかりと管理されます。今までのように「おまけ」の仕事をしてあげることも厳しくなると思われます。

　今までの無理やり「おまけ」を増やされることも少なくなり、正当な仕事になっていくのではないでしょうか。

4.　人間関係があまり重要じゃなくなる。

　今まで、飲み会や仕事外での付き合いを重視することによって、仕事の関係も潤滑になるとよく言われていました。しかし、在宅や時差出勤が増えると、「人に聞く」よりも「マニュアル、法令など」をしっかりと調べるほうが結果的に早いとなります。

　そうなると、「自分の担当の仕事をしっかりこなして、次の部署に回せば終わり。」それだけになります。もちろん、非定常業務が起こることもあるでしょう。しかし、その場合、手に余るようなら上司に引き上げてもらうという、あくまでも「マニュアル通り」のことをするだけになるのです。

　たくさん人がいる中で「妙に中がいい人たち」と「孤立した人」がいるから、人間関係が重要になります。全員が「仕事の関係だけ」になれば人間関係も重要視されなくなります。

5.　まとめ

　コロナが作った新しい世界を生き抜くためには、「仕事の理解力」「わかりやすい指示」「平等に接する力」「業務進捗を管理する力」これらが重要になります。

　逆に、これまでの「気持ちの強さ」とか「コミュ力」とか、それらは発揮する場所が一気に減ってくるのではないかと思ってしまうのです。

　最近、とても忙しくブログ更新がかなり滞ってしまいました。毎日見ていただいている方々、本当にありがとうございます。

　頑張って更新していこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。